昨日、自治体の発達相談へ行ってきました。
以前、どこかの記事にちらっと書いたのですが、6月に一度、市の発達相談へ行っていて。
その時は、保健師さん・保育士さん・相談員さん3人との面談で、ひとまず気になることの相談・ヒアリングというかんじでした。
今回は小児科医の先生との発達相談。
これを受けないと、療育的な親子教室だったり、他の支援が受けられないから。ということで前回予約をしていました。
月に一回しかない相談なので、直近で予約が取れるのがこの8月でした。
ちょっと他の子と違うかも・・・?と思う長男の気になるところ
うちの長男はちょっとこだわりや自分の世界が強めな感じがします。
以前、『育てにくい子』長男について書いた記事。
この頃から少し成長が見られる部分もあるのですが、大体今でもこんなかんじです。
1歳頃までは、後追いや人見知りもほとんどなく、ひたすら一人遊びしててくれるし、むしろ育てやすいなー。というかんじだったのですが、1歳半ごろから『あれ?』と思うことが多くなってきました。
一番はじめのきっかけ。1歳半の頃、数字に興味を持ちだす
まず、一番初めにそう思ったきっかけは、1歳半の頃。
言葉もまだ20単語ぐらい出てるかどうかだったと思うのですが、数字に興味を持ちだしました。
そして、少しの間で1~10まで数えられるようになりました。
その頃に買った、ひらがなと数字の積み木。
これの1~10をひたすら並べて遊んでました。
初めはテキトーに並べているだけだったのですが、何度か私が1~10まで順番に並べてみると、順番に並べることを覚えました。
この頃、『1歳半ぐらいでも数って数えられるんだ!』と感心したものです。
その時に何気なく 1歳半 数字 とかのワードで検索したと思うのですが、それと一緒に 1歳半 数字 発達障害 って出てきて。
どうやら、数字や文字に強い興味を持つのは、発達障害の子のひとつの特徴だそうで。
発達障害の子は規則性のあるものを好む・こだわりを持つという傾向があるようですね。
まぁ、でもこの頃は、男の子は元々コレクター癖があるというか、こういうものを集めたりするの好きなのかな~?ぐらいにしか思っていませんでした。
長男とほぼ同月齢の子も数字や信号に興味を持ちだした。って言ってましたし。
一日中一人遊び。おもちゃを並べて遊ぶ。
赤ちゃんの頃から後追いや人見知りもなく、1人で黙々と遊んでいるタイプでしたが、今でもそうです。
一日中一人でブツブツ言いながら、歌いながら、おもちゃを並べて遊んでいます。
そして現在、2歳9ヶ月。
数字は今でも大好きです。相変わらず数字のつみきを並べて遊んでいます。
数字の後、アルファベットも好きになり、アルファベット積み木も購入したので、併用して遊んでいます。
あとは動物の形の木のおもちゃを並べてみたり。
トーマスの木製レールはいくつも車両を繋げて、転がして楽しんでいます。
自分で動かす方が好きなようで、電車が走るのを見ていることが出来ないので、我が家は手動の木製レール派です。 プラレールはイマイチハマらない・・・(^-^;
偏食がひどい
1歳頃までは好き嫌いがありつつも、もう少し食べる物があったようなかんじだったのですが、1歳過ぎから徐々に食べるものが減ってきて、今では
- フライドポテト(塩分脂分が気になるので、冷凍ポテトをトースターでチン。塩なし。)
- じゃがりこ
- おせんべい
- おにぎり(特定の混ぜご飯の素じゃないと食べなかったり・・・。気が向けば他の素やふりかけでも食べることもあるけど。)
- 麺類(具ナシ。つゆやソースのみのもの。具が入ってると嫌がる。)
- からあげ、チキンナゲット(肉は揚げ物でないと食べない。)
- 芋のてんぷら
- カレー
- チャーハン(気が向けば。食べない時もある。)
- 納豆(納豆のみで。納豆巻きなどはたべない。)
- 果物(食べるもの、食べないものはあるが。)
思いつくのこれぐらいです。
おやつは、アイスやゼリー、スナック菓子とかは食べますが・・・
毎日ごはんを考えるのが本当に大変です・・・。
以前は味付けや形状がイヤなのかな?と思ったりして、いろいろとやってみましたが、そうでもないみたいで、食べないものは「とりあえず口付けてみる。」ということもしないので、専用につくるのはやめました。
とりあえず炭水化物は食べるのでまぁいいかと。こんなひどい食生活でも体重増えてますしね。
確実に食べるものと、大人用に作ったおかずをとりあえず一緒に出してみて様子みる程度にしてます。
イマイチ食べるものの法則が分からなくて(たぶん、茶色いもの、カリカリしてそうなものが好きな感じはあるけど。。。)なにがヒットするか分からないので・・・(^-^;
自分の身の回りのことに興味なし。
- 自分でスプーン・フォーク使って食事をする
- 着替えをする
- 靴を履きたがる
- トイレで用を足す
2歳ぐらいの子って、なんでも自分で!が出てくる頃。なんて育児書に書いてあったりしますが、長男全くやろうとしません。。。
こちらも少しずつ自分のことは自分で出来るようになってほしくて、いろいろと本やネットの情報を見て、促したり、教えようとしたりするのですが、ほとんど効果ナシ・・・(=_=)
来年幼稚園行けるかな。不安・・・
言葉(会話)が遅い、ほとんどがエコラリア
だいぶ単語は増えてきてはいるのですが、“会話”というのがまだ成り立ちません。
同い年ぐらいの子はもう結構ママと“会話”してたりしますよね。。。
「男の子は言葉が遅いっていうから~。3歳ぐらいまでしゃべらない子もいるよ。」
というのもよく言いますが、幼稚園のプレなどで周りの子を見ているとやっぱり遅い気がしてしまいます。
言葉で気になるのがエコラリア。
エコラリアには、
即時性エコラリアという、いわゆる「オウム返し」と、
遅延性エコラリアという、時間が経ってからCMのフレーズだったりテレビのセリフなどを言ったりするもの。
があります。
長男、一日中よく喋ってはいるのですが、ブツブツ言っているのを聞いていると、ほとんどがこの2種類のエコラリアどちらかです。
突然CMのフレーズを言ったり、よく英語のようなものもブツブツ言っているのですが、DWEの歌だったり、フレーズだったり、YouTubeの英語チャンネルの歌だったり、一コマのセリフだったり・・・。
日本語なんだか、英語なんだかよく分からない宇宙語も多いです。
特定の言葉は2語文が出てきていて、「2語文も出てきたかな!?」と一安心かと思ったのですが、私やパパがよく使う2語文だったりして、どこか台詞っぽいんです。
逆さバイバイ
2~3ヶ月前までは逆さバイバイではなかった気がするのですが(前は手のひらを振るようなバイバイで横向きになってたから気にならなかっただけかも?)、ここ数ヶ月完全な逆さバイバイになってしまいました。
逆さバイバイとは、バイバイをする時に手のひらが自分側に向いてしまうバイバイのことです。
自閉症児によく見られる現象なようですが、すべての子がするわけではないし、健常児もすることがあるそうです。
大きく気になることは、上記に挙げたようなことです。
でも、
よく自閉症児に見られる「クレーン現象」なんかはやらないし、目は普通に合うし、名前を呼べば振り向くし、よく笑うし、ご近所さんには愛想笑いして挨拶したりもするし・・・。
小さい頃から長男を知っている友人や、親戚に「ちょっと発達が心配で相談行ってるんだよね・・・」という話をすると、
「え~、まぁちょっとマイペースなかんじはするけど(笑)2歳男児なんてこんなもんじゃない!? 性格でしょ~?」
と言われるので。
実際に程度はどうであれ発達障害があるのか、ちょっとこだわり強めなイヤイヤ期2歳児なだけなのか・・・。
自分では判断がつかなかったので、今回思い切って市の発達相談に行くことにしたのでした。
幸い育休中で時間はありますからね。
幼稚園へ通い出して、集団生活をしてみて、先生などの第三者から指摘をされてからでも遅くないのかな?とは思ったのですが、時間のある今のうちに一度相談へ行ってみて、早すぎるということはないのかなと思いまして。
性格的に、気になることにずっとモヤモヤしているのはイヤだし、思っていたことを第三者から指摘されるより前に行動したいタイプですしね。
実際、発達相談を受けてみて
昨日、その発達相談を受けてきました。
相談員さんと、前回相談したことの確認と、今日聞きたいことなどを事前に用紙にまとめてから先生たちの部屋に移動しました。
部屋には、小児科医の先生(女医さん)、保健師さん、保育士さん2人の4人がいました。
場所見知りなのか、大人が4人いる雰囲気に圧倒されたのか、部屋の雰囲気が病院の診察室っぽかったからなのか、長男泣きながら入室(^-^;
抱っこしたまま先生とお話。
保育士さんが車とトーマスのおもちゃと、自分の家にも同じものがある乗り物の絵本を渡してくれたので、しばらくしたら泣き止みました。
先生が事前に記入されたシートを見ながら話を聞いてくれ、普段の様子などを話しました。
あと、たまに長男に「これなぁに?」とか話かけたり。
そして、昨日の相談のまとめで言われたのが、
『確かに自閉症傾向がある部分は見られるけど、目が合わないわけではないし、こちらの様子も気にしながら遊んでいたりするので、全く他人に興味がないわけではないので、これから伸びていくような気がします。
幼稚園のプレもママと一緒であれば楽しめているようだし、発達支援センターの親子教室も少し通いながら、少しずつ集団に慣れるように、周りの子がどんなことしているのか興味を広げられるといいですね。』
というようなかんじでした。
なので、ひとまず、幼稚園のプレに通いながら(月1回程度だけど)、発達支援センターの親子教室(週一回程度)に通うことになりました。
この数ヶ月間、いろいろな自閉症児を持っている方のブログを読んだり、本を読んでみたりして、自分なりに考えていたことと大体小児科医の先生も同じ見解だったので、なんだか一安心でした。
さいごに
行くまでは、
「相談に行かなければただの“ちょっと育てにくいイヤイヤ期の2歳児”で済むかもしれないのに、相談に行くことによって“発達障害グレー”というレッテルを貼ることにならないだろうか・・・」
と迷ったこともありますが、結果的に相談へ行ってみてよかったです。
実際、普通の育児書や情報は見ていても当てはまらないことが多いけど、発達障害の子の様子だったり、育児の方法を見ていると『長男と似てる!』と思うことも多いし、勉強になることも多いです。
発達障害は早期の療育が必要。といいますが、こういうことなのかな。と、初心者ながらに思います。
長男も数ヶ月前に比べたら、成長している部分はたくさんあるし、兄弟との関わりもよく喧嘩しながらも最近は譲ったり一緒に遊ぶということも出てきているので、これから少しずつ長男に合った方法を見つけながら、成長を手助けしていけたらと思います。
思い切って相談へ行ったことで、前に進めたかんじがするので、もし、子どもの発達に不安を感じた方がいたら、自治体の発達支援センターへ相談してみるといいと思います。
自治体によって雰囲気が違うかもしれませんが、うちの自治体は早々に“発達障害児”診断するようなものではなくて、とりあえず“発達に心配がある子”を発達相談だったり療育的な親子教室を開いて、サポートしますよ~。というような、結構気軽なかんじでした(*^^*)
少しずつ、来年の4月の幼稚園入園に向けて、なんとか母子分離で集団行動できるレベルまで成長してくれるといいなぁー。
最近購入した発達障害関連の本。とても勉強になりました。
いろいろと試していきたいです。
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