保活を攻略したママ友たちの話を聞いて見えてきた【保育園入園を決めるコツ】

10月に入りましたね。

うちの自治体の広報誌にも、ついに来年度保育園申し込みの情報が掲載されていました!

うちの市では、

10月15日申込書類配布開始⇒11月下旬の1週間が書類提出期間

というスケジュールですが、早いところでは、すでに申し込み書配布されていて、今月中いっぱいが提出締め切りのところもあるのだとか。

来年度4月に子どもの保育園入園を目指している方は、ソワソワしている頃かと思います。

我が家でも、来年度こそは長かった育休を終えるため、下2人が保育園(こども園)に入れるように作戦を考えているところです。

私が今まで周りのママ友の話を聞いてきて、「あぁ。保活も情報戦というか、コツがあるんだな!」と思ったので、そのコツについて書いてみたいと思います。

目次

自治体の待機児童状況を把握

まずは、住んでいる自治体の待機児童の状況を把握することです。

それによって、0歳児復帰が必須なのか、少し育休を長めに取って1歳・2歳入園でも可能なのかが変わってくると思います。

やはり、都内在住のママ友は、みんな0歳児での復帰が必須なようでした。

うちの自治体周辺は、さすがに年度途中いつでも入園できるというわけではないけど、年度始まり4月なら割と入りやすい。という地域性なので、1年ちょっと育休を取って、1歳児4月での復帰が多いかんじです。

点数をチェック

最近は、入園基準を明確にするためか、各自治体で、点数表を出している場合も多いです。

『保育施設利用調整基準表』『指数表』と呼ばれるものですね。

自治体のHPをチェックして、自分のところは何点になるのか計算してみましょう。

  • 親の就労状況(労働時間・勤務地など)
  • ひとり親世帯かどうか
  • 保育に欠ける状況(求職中・妊娠出産・看護介護・就学など)
  • 兄弟姉妹の有無・人数
  • すでに保育施設へ通っているか
  • 祖父母の同居有無

このような項目で、加算されるポイントが決まってきます。

この基準表を見てみると、入園が優先される家庭がどんなところなのかが見えてきます。

ちなみに、待機児童数の多い激戦区は、この点数表も細かく、厳しめです。

やはり、ひとり親世帯であったり、虐待・DVなどで児童保護の緊急性を要するものが最重要になっています。

あとは、父親・母親それぞれの勤務時間が長かったり、勤務地が遠い方が点数が高いです。

うちの自治体の場合、正社員、非正規雇用、自営業という勤務形態は関係ありませんが、勤務地が居宅内・外で1~2点の差があるので、フリーランス・個人事業主は不利になるようです。

また、自治体によっては、昨年度、各保育施設で入園内定をした人が何点が最低ラインだったのか。という表を出していることもあるので、参考にしてみるといいかもしれません。

杉並区は下記のような表を出していたりします。

4月入所の認可保育所等の利用申し込み等について【30年7月31日更新】|杉並区公式ホームページ

「役所の保育課に何度も足を運んで、担当者の情に訴えかけるといいらしい。」とか

「申し込み書の他に嘆願書を付けるといいらしい。」

なんていう裏ワザというか、“都市伝説”のようなものも少し前では聞きましたが、実際は、この『指数』が高い順に利用調整していくので、点数が1点でも高いということが重要かと思います。

もし万が一、全く同点で同じ状況の人がいた場合は、嘆願書も判断材料になるのかもしれませんけどね。

利用調整をする自治体側の立場で考えてみると、もし、内定を出した後に「やっぱり通わせられません。」という人が出ると、また別の人を決めなければいけません。

そういった手間は面倒ですし、それであれば、もっと確実に入園させられる人に決めたいと思うのが当然です。

保育園の数が余っているなら、入園・退園自由にすることも可能でしょうが、どこの自治体も足りていない状況です。

点数表を見て、自治体が保育園利用を優先したい人はどんな人なのか。を知ることは、保育園入園を決めるための近道になるかと思います。

年度始まりの4月入園申し込みは鉄則!

日本の保育園は、4月~翌3月の“年度”で区切られています。

例えば、0歳児クラスの人数枠が10人だったとします。

4月の年度始まり募集で、その10人の枠が埋まってしまったら、5月以降はその10人のうちの誰かが、転園や引っ越し、退職などでその保育園を辞めて、枠が空かないと入園出来ないということになります。

そのため、年度途中の申し込みでは、倍率が高くなってしまいます。

0歳児4月に入園申し込みする方が入れる確率が高い

0歳児クラス10人、1歳児クラス15人という人数枠の保育園の場合、前年度0歳児クラスの10人がそのまま1歳児クラスに進級したら、新規で入園できる1歳児クラスの子は5人になります。

また、育児休業は最長2年なので、「子どもが1歳を過ぎるまではお休みして、1歳児クラスの年の4月に復帰したい。」と考える家庭も多いです。

そのため、1歳児クラスでの申し込みだと、人数枠がそれほど多くない上に、申し込み人数も増えるので、倍率が上がってしまうのです。

どうしても保育園を決めて仕事復帰をしないと退職になってしまう!という、激戦区在住のママたちは、こういった理由で、やむを得ず0歳児クラスでの入園を決めていました。

通園可能な施設は、すべて書く!

自治体は、その家庭の点数と、保育施設の希望順に沿って、利用調整をしていきます。

もし、希望を書いていない施設に空きがあったとしても「ここなら空いてるけど、どうですか~?」なんて親切に連絡をしてくることはないので、可能な限り希望を書いておきましょう。

ただ、家から遠すぎるところや、見学をしてみて「ここはなんとなく通わせたくないな・・・」と違和感を感じたところまで書く必要はないと思います。

希望に書いたところは、少しでも通園する可能性のある施設になるので、万が一決まったとしても通える施設にしておいた方がいいです。

内定したのに、「やっぱり通えません。」と辞退してしまうと、減点にされてしまう場合もあるようです。

保育施設の希望順も結構大事。こんな施設は狙い目。

各施設の保育対象年齢は要チェック

各保育施設の対象年齢を見てみると、産後8週を越えた生後57日から預かる施設があったり、○ヶ月~や1歳~など、施設によって違います。

1歳児クラスからの入園を希望されている方は、受け入れ年齢が「1歳~」という園なら=0歳児クラスからの持ち上がりがいない。ということになるので、上位の希望園に書いておくと、入園出来る可能性が上がるかもしれません。

また、0歳児クラス4月入園申し込みの場合は、例えば「6ヶ月~」という保育園は、4/1時点で6ヶ月になっている子しか申し込み出来ないので、必然的に9月生まれ以前の子しか申し込みが出来ないことになります。

4~9月生まれの子が4月入園の申込みが出来て、0歳児枠が埋まっていくので、こういったところが『保活で早生まれは不利』と言われる要因かと思います。

2~3月生まれは、4月になる時点で生後56日の産後休業が明けないので、0歳児4月入園の申込みができず、年度途中入園を狙うか、1歳児での復帰になってしまいますしね。

しかし、逆に言えば、条件に当てはまる4月生まれや5月生まれの子には有利なので、こういった園を希望園にすると入園が決まる可能性が上がります。

友人は、『求職中』での申し込みでしたが、子どもが5月生まれで、10ヶ月から受け入れ可能な公立保育園に0歳児4月の入園申し込みをしたので、無事その園に入園を決められていたので、この時「なるほど~!」と思いました。

2歳児までの小規模保育事業所を狙う

保育園の種類の中には、

  • 0~2歳児(3歳未満児)までが対象
  • 定員「6人以上19人以下」

である、小規模保育事業所という施設があります。

やはり、一度保育園に入れたら、小学校へ上がる前まで同じ施設に通わせたい。と思う親御さんも多く、3歳児(年少の学年)になったら転園必須の小規模保育事業所は人気が低めなので、入りやすいようです。

人気が低めとはいえ、少人数の保育施設ならではの「家庭的で、縦横の繋がりの強い雰囲気」というメリットもあるようです。

小規模保育事業所は、ビルの一角であったり、園庭がない場合も多いですが、晴れの日は近くの公園へ連れて行ってくれたりもするし、2歳児までの体力であれば、そこまで広い園庭も必要なかったりするので、意外と入園後は気にならなくなるようです。

0歳児年度途中で、育休明け仕事復帰を決めたママ友数人は、この小規模保育事業所への入園でした。

激戦区在住の友人は、派遣社員でしたが、家から一番近い小規模保育園を希望していたため、そのまま第一希望で決まったようですが、同じ市に住むその友人のママ友は、正社員でしたが、小規模以外の公立・私立の保育園を希望していたため全落ちしたらしい。と言っていたので、どこの園を希望するのかは、結構重要だと思いました。

3歳児クラス(年少)へ進級する際に、もう一度保活をしなければいけないのはネックですが、提携している幼稚園があったり、点数加算もあるので、ほとんどの場合がどこかしらへ転園を決められているかんじです。

  • 3歳児からは幼稚園も検討している
  • とにかく0~2歳児の入園を決めたい

という場合は、希望してみるといいかもしれません。

新設園を狙う

新設の園の場合、

  • 園・先生の雰囲気が分からない
  • 先生たちが新規採用やグループ園からの異動なので、開園後数ヶ月は先生も園児も保護者も落ち着かない

という手探り状態がデメリットでもありますが、やはり、どの学年も進級児のいない全くの新規になるので、入りやすいようです。

新設園の場合は、事前に説明会が開かれたり、グループ園の見学が出来たりする場合もあるので、参加してみると少し雰囲気が分かるのでよいと思います。

ひとまず認可外保育施設などに入れて、認可への転園を狙う

すでに保育施設に入っている場合、点数が加算されるので、4月に認可保育園への転園を決めるために、ひとまず空きのあった認可外保育園に数ヶ月入園させ、無事4月に転園を決めた友人もいました。

認可外保育施設の申し込みは、自治体を通さずその施設に直接するので、上記の友人の場合、見学へ行って、たまたま空きが出る予定があって、翌月から入園。というスピード感でした。

とにかく、何が何でも保育園を決めるために、認可外保育施設を検討している方は、まず園の見学をして、あとはタイミングよく空きがあるかどうかかと思います。

再就職ママの場合も、

  • 保育園が決まらないと仕事も決まらない
  • 仕事が決まっていないと、点数が低く保育園が決まらない

という、もどかしい状態になるので、認可外へ数ヶ月預けて、先に仕事を始めてから、認可への転園を狙う方法が一番よいかと思います。

育休3年ママ・再就職ママは、認定こども園・お預かり保育の充実している幼稚園も狙い目

育休が3年取れる企業や公務員のママであったり、再就職のママは、『認定こども園』や『幼稚園』も狙い目です。

認定こども園の場合は、保育の必要有無に関わらず受け入れ可能な施設で、園に直接申し込み(3号認定の0~2歳は自治体が利用調整ですが)なので、自治体が利用調整をする保育園より、希望の園に入園できる可能性が高いです。

また、認定こども園にはなっていない『幼稚園』でも、中にはお預かり保育の体制がしっかりしていて、共働き世帯でも通わせることが可能な園もあります。

  • お預かり保育の料金・可能時間
  • 長期休暇の時のお預かりはどうなるか
  • 給食・お弁当の頻度
  • 預かり保育を利用している人数はどれぐらいいるか
  • 保護者参加のイベントがどれぐらいあるか
  • 役員制度

などがポイントになってきます。

また、満3歳児入園が可能だったり、上に兄弟姉妹がいたり、入園を決めている未就園児の預かり保育をやっている園もあったりするようです。

園に見学へ行って聞いたり、地域のママに聞いてみるといいと思います。

まとめ

以上、私が周りのママ友たちの保活体験談を聞いて感じた『保育園入園を決めるコツ』でした!

我が家では、長男が通っている認定こども園に、来年度3人同時に通わせられるように第一希望で申し込みをする予定です。

うちの園は、1歳児から受け入れ可能な園で、1歳児は12名、2歳児は18名。

3月生まれで、来年度4月は1歳児になる三男は、恐らく兄弟加点もあるので大丈夫。

2歳児クラスの次男がちょっと微妙なところですが、夫の勤務時間も長いし、勤務地も都内だし(周りのパパは隣接した市勤務の人が多い。)、兄弟加点もあるので大丈夫だと予想してます。

万が一、来年度は入園出来ず、他の保育園になってしまったとしても、再来年の年少ではほぼ確実に転園出来ますしね。(ちなみに幼稚園部の申し込みは先着順です。)

しかし、ほんとに3人預けて働きに出られるのかな~!?(;´Д`)

いや・・・家計のためにはそんなこと言ってられないのですが。。。

まずは、下2人のこども園or保育園が決まってから考えたいと思います。

来年度に向けて、今、保活を頑張られている方も、良い結果が得られますように!

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