【ゆるキャリママの保活】保育園入園を決めるために出来ること

ゆるキャリママ 保活

次年度の保育園申し込みがいよいよ始まりますね!

うちの自治体では、来週申し込み書配布⇒11月下旬に提出というスケジュールです。

もうすでに受付開始しているところもあるようですね。

次年度の仕事復帰を考えている方は、いろいろと戦略を練っているところでしょうか。

保育園の利用調整は、『保育の必要度』の高い順に決められていきます。

従って、就労条件などにより、やはり、バリキャリママより、ゆるキャリママは不利になりがちです。

そんな、ゆるキャリママが保活を制するために、出来ることを書いてみたいと思います。

目次

まず、自治体の待機児童状況を把握

まずは、住んでいる自治体の待機児童の状況を把握することです。

それによって、0歳児復帰が必須なのか、少し育休を長めに取って1歳・2歳入園でも可能なのかが変わってくると思います。

自治体の待機児童状況によって、どの時期の仕事復帰になりそうかが見えてきます。

親の、特に母親のキャリアプランに関わってくることなので、子どもが出来たら、早めに情報収集しましょう。

点数をチェック

最近は、入園基準を明確にするためか、各自治体で、点数表を出している場合も多いです。

『保育施設利用調整基準表』『指数表』と呼ばれるものですね。

自治体のHPをチェックして、自分のところは何点になるのか計算してみましょう。

  • 親の就労状況(労働時間・勤務地など)
  • ひとり親世帯かどうか
  • 保育に欠ける状況(求職中・妊娠出産・看護介護・就学など)
  • 兄弟姉妹の有無・人数
  • すでに保育施設へ通っているか
  • 祖父母の同居有無

このような項目で、加算されるポイントが決まってきます。

この基準表を見てみると、入園が優先される家庭がどんなところなのかが見えてきます。

また、待機児童数の多い激戦区は、この点数表も細かく、厳しめです。

やはり、ひとり親世帯であったり、虐待・DVなどの児童保護で緊急性を要するものが最重要になっています。

あとは、父親・母親それぞれの勤務時間が長かったり、勤務地が遠い方が点数が高いです。

我が家の自治体では、正社員、非正規雇用、自営業という勤務形態は関係ないですが、勤務地が居宅内・外で1~2点の差があるので、フリーランス・個人事業主が不利になってきます。

また、自治体によっては、昨年度、各保育施設で入園内定をした人が何点が最低ラインだったのか。という表を出していることもあるので、参考にしてみるといいかもしれません。

杉並区や所沢市は下記のような表を出していたりします。

4月入所の認可保育所等の利用申し込み等について【30年7月31日更新】|杉並区公式ホームページ

平成30年度教育・保育施設・地域型保育事業利用のご案内 所沢市ホームページ

「役所の保育課に何度も足を運んで、担当者の情に訴えかけるといいらしい。」とか

「申し込み書の他に嘆願書を付けるといいらしい。」

なんていう裏ワザというか、“都市伝説”のようなものも少し前では聞きましたが、実際は、この『指数』が高い順に利用調整していくので、点数が1点でも高いということが重要かと思います。

もし万が一、全く同点で同じ状況の人がいた場合は、嘆願書も判断材料になるのかもしれませんけどね。

利用調整をする自治体側の立場で考えてみると、もし、内定を出した後に「やっぱり通わせられません。」という人が出ると、また別の人を決めなければいけません。

そういった手間は面倒ですし、それであれば、もっと確実に入園させられる人に決めたいと思うのが当然です。

保育園の数が余っているなら、入園・退園自由にすることも可能でしょうが、どこの自治体も足りていない状況です。

点数表を見て、自治体が保育園利用を優先したい人はどんな人なのか。を知ることは、保育園入園を決めるための近道になるかと思います。

時短勤務はマイナスポイントにならない!(自治体によるが)

ゆるキャリママでも、育休復帰後に時短勤務を希望しているような場合は、マイナスポイントにはならないことがほとんどのようです。

それは、点数が『契約上の勤務時間』で算定されることにあります。

契約上8時間勤務の人が、制度を利用して時短勤務で6時間勤務になるという場合は、契約上の勤務時間の方で算定されるので、満点の20点(某自治体の例)になります。

「復帰は時短勤務にしたいけど、それで減点になったら困るからフルタイム復帰かな・・・」

と迷っていた方は、点数は気にせず時短勤務にするかどうか決められますね!

しかし、元々の契約時間が6時間であったり、内定後に転職をして6時間勤務の仕事になった、18点になってしまいます。

その差、2点!

保活では、この2点が大きな差となってきます。

もし、軽い気持ちで「内定を取れたら勤務時間短いところに転職しよう~」と、自治体に確認せずに転職してしまうと、持ち点が20点から18点になってしまうので、他に19点、20点の人がいたとしたら、内定が取り消しになったり、退園になってしまうかもしれません。

実は、私も「合う条件の派遣先見つからなかったら、内定もらってから個人事業主になって、在宅ワーク探すのもいいかな~?」なんて思ってたのですが、内定取り消しや退園は困るので、いったん派遣社員復帰することにしました。

ズルはするな。ということですね(^-^;

必ず、自治体に確認しておきましょう。

ちなみに、この時短勤務の制度、派遣社員やパートでも使えます!

はたらこねっとの記事が分かりやすかったのでリンク貼っておきますね。

  • 3歳未満の子を育てている
  • 入社してから1年以上働いている

ということが条件になるようです。

ただ、派遣社員の場合は、育休復帰時の派遣先が約束されているわけではないので、時短勤務が実際に使えるかどうかは、うまく時短勤務の案件に決められるか。がポイントなのかなと思います。

派遣社員で復帰予定のママは、事前に派遣求人のポータルサイトに登録して、どんな案件があるのかチェックしておきましょう。

はたらこねっと~日本最大級の派遣情報サイト~

認可外保育園に預けて実績をつくる

子どもを預けて働きたいと思った時に、やはり、勤務先が決まっている『就労』と、これから仕事を探す『求職中』では、例えば、ある自治体では、

就労8時間の場合が(20点)

求職中が(10点)

というように、大きな点数差があります。

フルタイム勤務の人とはじめから競おうとすると、明らかに不利です・・・

保育園が決まっていないと仕事が決まらない↔仕事が決まっていないと保育園が決まらない

という矛盾を打ち切るためには、自治体が利用調整する認可保育園では、どうしてもその点数差を埋めることは出来ないので、園の判断で利用が可能な認可外保育園に入園を決めてから、仕事を決めて働き始める。ということが先決かなと思います。

一時保育を利用する

週に数日の勤務であれば、一時保育を利用するのも良いと思います。

一時保育の利用実績も、点数の加算になる自治体もあるようです。

ただ、一時保育も自治体によって下記のように差があります。

利用頻度が限定されている

リフレッシュは月1回のみや就労等は週3回などの利用頻度の制限が設けられていて、週5日フルで預けるのは難しい。

予約が取りづらい

そもそも待機児童がいるような状況なら、一時利用枠は当然少ない。

料金が割高

半日1000円、1日2000円程度の料金設定のところもあれば、1時間800~900円(給食・おやつ費別途)というような時間制のみの自治体もある。

ちなみに、うちの自治体は後者の時間制のみなので、とてもじゃないけど、頻繁に利用できない・・・

一時保育は、フリーランスで在宅ワークや教室運営などの仕事をしている方が利用しているイメージですね。

幼稚園+預かり保育 or 認定こども園を利用する

0~2歳児の保育園入園は、どこの自治体も入りづらいので、再就職ママやフリーランスのママは、『幼稚園+預かり保育』や『認定こども園』の方が狙い目です。

また、第一子を幼稚園やこども園に入れて、働いている実績を作ることができれば、第二子以降は保育園にも決まりやすいかもしれません。

昔は、専業主婦家庭は幼稚園、共働き家庭は保育園、というイメージがありましたが、最近は、ママの社会での活躍が推進されているような風潮があるので、幼稚園でも預かり保育の体制を整えたり、認定こども園に移行する園も増えてきていて、共働き家庭でも通わせられるような幼稚園も増えています。

通わせられる範囲の幼稚園にどんな特徴があるか、早いうちから情報収集してみると、合った園が見つかるかもしれません。

ちなみに我が家は、長男を認定こども園に入れています。

https://yurucareermama.com/kodomoen

開業届を出して個人事業主に

在宅で出来る仕事で少し稼ぎがある。

子どもを保育園に預けて、本格的に稼ぎたい!

でも、稼ぎなんて微々たるものだし、とりあえず『求職中』で出しておくか。

という場合と、開業届を出して個人事業主になった場合とでは、結構な点数差があります。

個人事業主の場合は、『就労』とみなされるので、勤務時間に応じた点数が付きます。

勤務地が居宅内・外の違いで、大体2点程の差があったりするので、外に働きに出る場合と比べると不利にはなりますが、『求職中』よりは高い点数となるので、保育園も決まりやすいかもしれません。

ただ、扶養内で仕事をしていきたいと思った場合、

  • 税法上の扶養
  • 社会保険の扶養

それぞれ確認が必要です。

特に、社会保険の扶養に関しては、個人事業主になった時点で扶養を抜けてしまうという場合もあるようなので、加入している旦那さんの社会保険に確認してもらいましょう。

保育園希望順はこんなところが狙い目

家庭の持ち点は上げることが難しいですが、競争率の低めなところの希望順位を上げるところで、決まりやすくなることもあります。

各施設の保育対象年齢は要チェック

各保育施設の対象年齢を見てみると、産後8週を越えた生後57日から預かる施設があったり、○ヶ月~や1歳~など、施設によって違います。

1歳児クラスからの入園を希望されている方は、受け入れ年齢が「1歳~」という園なら=0歳児クラスからの持ち上がりがいない。ということになるので、上位の希望園に書いておくと、入園出来る可能性が上がるかもしれません。

また、0歳児クラス4月入園申し込みの場合は、例えば「6ヶ月~」という保育園は、4/1時点で6ヶ月になっている子しか申し込み出来ないので、必然的に9月生まれ以前の子しか申し込みが出来ないことになります。

4~9月生まれの子が4月入園の申込みが出来て、0歳児枠が埋まっていくので、こういったところが『保活で早生まれは不利』と言われる要因かと思います。

2~3月生まれは、4月になる時点で生後56日の産後休業が明けないので、0歳児4月入園の申込みができず、年度途中入園を狙うか、1歳児での復帰になってしまいますしね。

しかし、逆に言えば、条件に当てはまる4月生まれや5月生まれの子には有利なので、こういった園を希望園にすると入園が決まる可能性が上がるかもしれません。

友人は、『求職中』での申し込みでしたが、子どもが5月生まれで、10ヶ月から受け入れ可能な公立保育園に0歳児4月の入園申し込みをしたので、無事その園に入園を決められていたので、この時「なるほど~!」と思いました。

2歳児までの小規模保育事業所を狙う

保育園の種類の中には、

  • 0~2歳児(3歳未満児)までが対象
  • 定員「6人以上19人以下」

である、小規模保育事業所という施設があります。

やはり、一度保育園に入れたら、小学校へ上がる前まで同じ施設に通わせたい。と思う親御さんも多く、3歳児(年少の学年)になったら転園必須の小規模保育事業所は人気が低めなので、入りやすいようです。

人気が低めとはいえ、少人数の保育施設ならではの「家庭的で、縦横の繋がりの強い雰囲気」というメリットもあるようです。

小規模保育事業所は、ビルの一角であったり、園庭がない場合も多いですが、晴れの日は近くの公園へ連れて行ってくれたりもするし、2歳児までの体力であれば、そこまで広い園庭も必要なかったりするので、意外と入園後は気にならなくなるようです。

0歳児年度途中で、育休明け仕事復帰を決めたママ友数人は、この小規模保育事業所への入園でした。

激戦区在住の友人は、派遣社員でしたが、家から一番近い小規模保育園を希望していたため、そのまま第一希望で決まったようですが、同じ市に住むその友人のママ友は、正社員でしたが、小規模以外の公立・私立の保育園を希望していたため全落ちしたらしい。と言っていたので、どこの園を希望するのかは、結構重要だと思いました。

3歳児クラス(年少)へ進級する際に、もう一度保活をしなければいけないのはネックですが、提携している幼稚園があったり、点数加算もあるので、ほとんどの場合がどこかしらへ転園を決められているかんじです。

  • 3歳児からは幼稚園も検討している
  • とにかく0~2歳児の入園を決めたい

という場合は、希望してみるといいかもしれません。

新設園を狙う

新設の園の場合、

  • 園・先生の雰囲気が分からない
  • 先生たちが新規採用やグループ園からの異動なので、開園後数ヶ月は先生も園児も保護者も落ち着かない

という手探り状態がデメリットでもありますが、やはり、どの学年も進級児のいない全くの新規になるので、入りやすいようです。

新設園の場合は、事前に説明会が開かれたり、グループ園の見学が出来たりする場合もあるので、参加してみると少し雰囲気が分かるのでよいと思います。

まとめ

以上、ゆるキャリママが保育園入園を決めるために出来ることでした!

結局は、

  • 点数を1点でも多く上げること
  • 自治体差が大きい

ということで、『絶対、保育園入園出来る方法はコレ!』と言い切ることが出来ず、実際に申し込みをして、選考されてみないと、どうなるか分からないのですが・・・保育園入園を希望されるみなさんに、よい結果が出ますように!!

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