私は、社会人生活のほとんどを『派遣社員』として過ごしてきました。
まだ、自分がどんな仕事をしていきたいのか、どんな人生を歩んでいきたいのかが定まらずふわふわしていた20代。
正社員の仕事も2回ほど就いたことがあるのですが、「この生活が続くのか・・・。私のしたいことは他にある・・・!!」と思ってしまうと、いてもたってもいられなくて数ヶ月で辞めてしまったりしていました。
いやー・・・今考えると、ほんとに考えが浅はかというか、何というかでお恥ずかしい限りなのですが。。。
でも、派遣としていろいろな職種、業種の企業で働かせてもらえたおかげで、今の自分があると思っています。
自力で入ることが難しいような、大手企業や出版社などで働け、様々な会社の内部を知れたことも良い経験です。
「OLってつまらなそう~」というイメージから「あ、私意外と事務仕事好きだわ。」と思えたのも派遣のおかげ。
仕事復帰もまた派遣でお世話になろうと思っています。
派遣という働き方には、子育てママにとってたくさんのメリットがあるので、お伝えしようと思います。
子育てママが派遣で働くメリット
あらかじめ、条件を選べる
派遣の仕事は、業務内容、勤務地、勤務時間、給料など、あらかじめ自分に合う条件を選部ことが出来ます。
もちろん、派遣元での社内選考や派遣先企業との顔合せなどがあるので、必ず自分にピッタリくる条件で働けるというわけではありませんが、事前に条件がハッキリした状態で職に就けるので納得感があります。
子育てママに人気な、「残業なし」「16時終業」「週3~4日勤務」などの条件の案件もあったりします。
無駄な付き合い残業やサービス残業をしなくて済む
派遣は、契約時に提示された労働条件に沿って働くため、なんとなくの雰囲気で残業であったり、お給料が出ないサービス残業をするようなこともしなくて済みます。
働くママは、仕事以外にも帰ったら家事に育児に忙しいので、この“付き合い残業”をせずサクっと上がれるのはありがたいことです。
もちろん、労働条件の決まっている派遣とはいえ派遣先企業の方と協力して仕事を進めなければいけないので、どうしても期限内に終わらせなければいけない仕事が残っていて残業するという状況もあるかとは思いますが、“無駄に”やることはないので、気はラクかと思います。
何かトラブルがあったら派遣元に相談できる
「残業なし」の条件で入ったのに、毎日1~2時間残業の状態が続いている。や、派遣先の人間関係など、何かトラブルが起こった場合、派遣元に相談できるというのは精神的な支えになります。
私は今まで派遣として働いてきて、それほど大きなトラブルはありませんでしたが、それでも「これがもし直接雇用であれば、きっともっと悩んでいたんだろうな・・・」というような出来事もいくつかあったりしたので、職場外に何かあったら相談できるところがあるというのは心強いと思います。
一般的にパートより時給が良い
私の住んでいる地域の求人情報を見ていても、同じような業務内容で、パートだったら900円程度なのに対し、派遣は1200~1300円程だったりします。
時給300円の差があれば、例えば9~17時(実働7時間)で月20日働いた場合、
300円×7時間×20日=4万2000円
と、子どもの保育料が賄えるぐらいの差が出てきます。
働ける時間が限られている子育てママは、時給高ければ、その分多くお給料を頂けるので効率よく働くことが出来ます。
大手派遣会社が派遣元であれば、勤務地を変えて働ける場合がある
全国的に案件を扱っている大手の派遣会社が派遣元であれば、
- 夫の転勤で関東から関西へ行かなければいけなくなった。
- 子どもが生まれる前は都内でガッツリ→育休明けは自宅の近くでゆとりを持って
など、うまくいけば派遣元を変えることなく、職場(派遣先)を変えることが出来るかもしれません。
派遣元との雇用契約を継続するには、前派遣先での雇用契約終了後、1ヶ月以内に次の派遣先を決めるなどの条件等はありますが・・・
私も、長男出産前は都内で働いていたのですが、育休明けは自宅付近での勤務を希望しています。
都内ほど案件が多くないので、うまくいくかは分かりませんが、どこかご縁があればいいなと思っています。
バリバリ働いていた出産前と同様の職種で、条件を緩和した案件が見つかるかもしれない
出産前、バリバリ働いていた頃と同じような業務をまたやりたいけど、激務で辞めざるを得なかった・・・そんな方も多いかと思います。
営業、システムエンジニア、クリエイティブ、介護士や看護師まで。
“派遣社員”と言っても、職種は様々なので、もしかしたら、出産前と同様の業務で、サポート的な業務内容になったり、勤務時間などの条件を緩和した案件が派遣で見つかるかもしれません。
正社員へのワンクッションに!
いったん退職して、子持ちになってからの正社員への就職活動はハードルが高いものになってしまいますが、派遣社員であれば希望条件に合った仕事が見つかるかもしれません。
ブランクが空いてしまって、仕事復帰が不安な場合、まずは派遣社員をワンクッション入れることで、その後正社員への転職の近道にもなるかもしれません。
また、正規雇用への切り替えを前提とした「紹介予定派遣」を狙うのもいいと思います。
以上が、子育てママが派遣で働くメリットだと考えています。
しかしながら、“非正規雇用”ならではのデメリットもあります。
派遣で働くことのデメリット
最大のデメリットは雇用が不安定なこと! 2015年の派遣法改正で同じ職場(組織)で3年以上働けなくなった
2015年に改正された派遣法によって、どの業務でも3年以上同一の組織で働くことで出来なくなってしまいました。
私が産育休に入ったのは2014年でしたが、それまでは、していた仕事が『26業務』に該当していたため、特に期限がなく4年半同じ会社・同じ組織で働いていました。
それが出来なくなったため、育休復帰後はどんな職場で働こうか、悩ましいところです。
30代も半ばになり、住む場所も家族構成もほぼ確定した状態。
もう出来れば職場を変えることなく働き続けたい・・・
3年は結構あっという間です。
派遣社員という働き方は気に入っていましたが、正直なところ“潮時”なのかなぁ・・・と。
復帰後は、正規雇用を見据えた仕事選びをしたいと考えています。
そもそもの派遣法改正が、正規雇用を増やして雇用の安定化を図るということだと思うのですが・・・どうなっていくのやらです。
仕事復帰してみて、また何か実際に分かったことがあれば、記事にしたいと思います。
まとめ
以上が、私が感じた『派遣』が子育てママにおすすめな理由7つです。
多くのメリットもある反面、いつ雇止めにあうか分からないというのが最大のデメリットである派遣社員。
同じような仕事内容であっても、正社員、契約社員、パート、派遣社員など、雇用形態は様々です。
どんな雇用形態にもメリット・デメリットはあるものなので、自分の置かれている環境や希望条件に合う職場を見つけられるといいですね。
◆◇◆まずは、ポータルサイトでどんなお仕事があるかCheck!
一般的な派遣のお仕事案件は、『リクナビ派遣』『はたらこねっと』がおススメ!
わたしもよくのぞいてます。
◆◇◆リクルートスタッフィングは大手企業の案件が多く、産休育休取得実績もあるので安心!
リクルートグループ全体で「はたらく×育児」を応援する『iction!(イクション)』というプロジェクトもやっているので、とてもママに優しい企業です。
私が産休育休取得出来たのも、リクスタのおかげです。
◆◇◆『保育士』『介護士』『薬剤師』などの専門職は、専門のサイトで探すのがおススメ!
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